吾妻ミイナ-KICKY

KICKY's blog

お母さんの顔

『お母さんの顔になってきたね。』

出産後よく言われるの。

子に授乳している顔は母の顔かもしれん。産後、新しくできるようになったことだから。だけどそれ以外、普通の生活で『お母さんの顔』?

妊娠で15キロ程度は肥えて、出産から二ヶ月しないうちに8キロ程度は落ちた。(そこから下げ止まりだが…!)

わたしからすると、睡眠不足、血の気がない、一気に体重が落ちた、社会生活から離れてる…etcが故の『疲れていてやつれたひどい顔』でしかない。

お母さん好きな、みんな好きな。お母さん大好きなんな。

だけどわたしの方程式はこうなる。

世の中はきっとこう判断しとる…『出産したばかりの女性の疲れ切った顔=お母さんの顔』

リケジョめ、とか言われるのかもしれんが、褒められた気持ちにならんぞ!労りの言葉に思えんぞ!爆

そんな声がけよりお母さん生きやすい社会にしてこうよぅううううう。

今日は予防接種をおチビに受けてもらった。

かわいそうに、ちゃんと説明しないで注射させてしまった。看護師失格だ。

後から「こわーい病気にならないでほしいし、撒き散らしたくもないのでお注射したのよ」って言ったら、先に言えよな、な不満気な顔をされた。

予防接種でありがたかったのは、自主育休中のオットーの存在だ。

注射の際、子が暴れないよう、顔を背けさせ、なおかつしっかり抱っこしていなくちゃならない。

おチビがややビックベビーなこともあるかもだが、しっかり抱っこ、女性によってはキツイぜ。

おチビは常日頃、おっぱいちゃんで寝たい時はわたし、抱っこで寝たい時はオットーだ。というのも、わたしの抱っこは心許ないらしく怒るんだ。そういうときオットーの広い胸に抱かれると、癇癪も収まり、静かに眠る。

だもんで、予防接種時の抱っこはオットー、わたしは賑やかし要員。『わぁ!偉いゾゥ!上手に飲めたゾゥ!』『お注射痛いねぇ我慢偉いねぇ!ちゅっちゅ!(注射を打つタイミング前後でひたすらホッペにチュウ)』…看護師さんにやや苦笑い?された気がしたけど。笑

おチビは暴れることなく、ややギャン泣きではあったけども、無事に初めてのお注射を終えた。

私の意見だが、予防接種ひとつとっても、多くのお母さんひとりで行くわけでしょ?もしくはおばあちゃんと?男手あったら…旦那さんがお休むことできてたらめっちゃ楽なのよ。

もしこれひとりだったら、暴れるおチビを看護師さんと抑えることになり、不安を覚えたおチビはさらに癇癪起こし、泣き引きつけっぽい泣き方をし、私は『ごめんねごめんね、痛い思いさせてごめんね、おかぁちゃんが下手くそだから…』とまた、沼の方に行くことになってたと思う。

や、嬉しいぞ、『お母さんの顔になってきたね。』の裏にある、大変だよね、頑張ってるね、応援してるよの気持ち?

でもなんだかモヤっとしてしまう、何足もの草鞋を好むきっきいなのですよぅ。

なんだろう、このモヤっとは…。私自身の母性神話…むにゃむにゃ

明日明後日はうずまさちょうちん音楽祭です!ほんとうに、ぜひ、いらして!切に!