最近の私は涙ぐむことが多すぎる。
特に文章がひどくて、読むことが涙を呼んでいるのかってくらい、文字に触れると、じわる。
だけど、そんな自分も悪くない、と思っている。
日常…特に仕事で、私は見た目も中性的であることを自分に求めている、いや、いた。
随分丸くなった身体に、すこしチグハグになってしまったの。なんだか違う感、コレジャナイ感。肉感が憎いかといえば、そんなこともない。…筋肉は欲しいよ、切実に。
丸っとした身体に合わせて、私はスカートを履くことを、自分に許した。ちっとも、悪くない。
自分がそう悪くない、って思える健康さと言ったら。
頭の中でざわざわと、つねに虫が蠢いていたあの頃があってこその、なんでしょうけど。無意味な混沌、なんてないものね。
でもさ、泣き虫はなんで虫なのかしら。
泣きっ面に蜂とかさ、
なんで虫なのかしら。
ひにいる、虫。
危ない夜はいくつもあって、
いまでもちょこっとひやひやする。
一度超えてしまったら、いつまでも、そういつまでも、虫を呼ぶことができてしまうようになっちゃうんだよ。
もうあいあいあいあい哀願しても
もうあいまいまいまいまいちる証
それにつれだって、たかる、むしむしむしむしむしー
あと一歩、あと一歩で私はカレーが食べられるのにな。